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「被災地より 32」

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 ドキュメンタリィー番組「九死に一生を得たけれども……」を見て
    ~テレビに映る友人

 先日、(3、4)水産業を営む家族を主人公にしたドキュメンタリィー番組が
放送された。すでに、ユーチューブなどの映像媒体、あるいはブログ等で有名に
なった菊池家(菊鶴商店)の新たなドキュメンタリィー番組である。

 あの日、釜石にいる菊池家の3人の家族が、偶然映像に撮られていた。
 息子の安否を気遣った母は、軽自動車に乗り込んで逃げだす様子が撮られ、
 父は荒れ狂って押し寄せる波から、犬と一緒に逃げる様子が撮られていた。
 息子は、逃げたビルの屋上で茫然としている様子が映しだされている。

 三者三様の姿が、そこにあったが、まさか映像に撮られていたとは、
 思いもよらなかっただろう。

 彼らは運よく助かった。
 全壊した家、半壊した工場、水浸しになった店、なにから手を
つけたらいいのかわからないが、
 助かった彼らは、とにかく生きてゆかなければならない。
 生き延びたその時から、真の意味での震災との戦いが
始まったわけである。

 一か月、二か月、三か月……。慌ただしく時が過ぎてゆく。
 自衛隊が瓦礫を取り除き、ボランティアが泥をすくって道路を
きれいにし、有名人が小学校や中学校に設置された避難所を訪ね、
天皇陛下が被災者に励ましの声をかけてくれた。

 菊池家の人たちも、避難所から県借り上げの民間のアパートに
移り住み、被災した工場をできる範囲で稼働させ、徐々に生活の
リズムを取り戻していったようだ。

 しかし、「生きててよかった。生きててよかった」というかけ声が
、時が経つにつれ薄れてゆく。
「頑張れ、頑張れ、負けねえぞ」という言葉が、時が経つうちに心に
響かなくなってきている。
 そう、思うのは私だけだろうか?

 住むべき土地は荒れ果てたまま。町には職がなく、
人口流出が続いている。
 まだまだ復興というには、遠すぎる現実が、
毎日のように突きつけられる。
 復興どころか、復旧もままならぬ、明日も見えぬ日々。

 あの震災から、一年が経とうとしている。

   菊鶴商店

           《サンフィッシュ内にある菊鶴商店》

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